【ロボット図鑑】ネオ・グランゾン
「スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ」
対異星人戦闘用アーマードモジュールであるグランゾンが、秘められた力を解放し、変貌を遂げた姿。
地底世界ラ・ギアスの錬金学と、その世界に在する古代の邪神ヴォルクルスの力によって、凄絶な恐怖の化身となっている。
グランゾンには数々のブラックボックスが存在していたが、中でも設計者達が口を揃えて、「不可解」と称したのが、機体各所に設けられた「リドル」である。
それはシュウが半ば独断に近い形で導入したものだった。
サイズに多少のばらつきはあるが、おおむね掌に収まる程度の大きさであり、重量的にも問題なかったが、全てネットワークに組み込まれ、シュウ以外にそのシステムを把握している者はいなかった。
そのネットワークは、シュウの組み込んだプログラム「カバラ」(ヘブライ語で口伝の意味)によって管理されており、通常の稼働時には多少の出力増強や、特定武器の強化程度にした使われていないと思われていた。
シュウ自身はそのネットワーク・システムを「マハーカーラ」と呼んでおり、ブラックホールを操る機体に相応しい名前だと思いませんか、と周囲の人々を煙に巻いていたという。
「マハーカーラ」とはヒンドゥー神話に登場する破壊神シヴァの別名であり、その意味は「大きな黒」である。
背部のバリオン創出ヘイロウや縮退砲による絶大な攻撃力は、まさにシュウが自称した破壊神シヴァを彷彿とさせるものである。
全長35.8m 重量65.2t